ツール・ド・フランス終了、そしてパリオリンピックへ

　先週末に、約３週間続いたツール・ド・フランスが終了しました。

　ツール・ド・フランス（以下、TDF）は、自転車で行うレースの世界最高峰で、サッカーのワールドカップやオリンピックとも並び称されるスポーツ界のビッグイベントです。（といっても大抵こういうのは欧米の人たちが言っていて、単純に彼らが好きだということに過ぎないかも知れませんが笑　日本人にとってはプロ野球や大相撲の方がビッグイベントでしょう）

ご存じない方には自転車のレースと言ってもなかなかピンと来ないかもしれませんが、ここでいう自転車はロードバイクと呼ばれるスポーツ用に特化した自転車で、一般の人が乗るママチャリとは全く違うものです。（走るための自転車なので、駐輪用のスタンド脚などもついていません）

↓↓こういうやつ↓↓

　もともと私は音楽、とりわけ大衆音楽・ポピュラーミュージックが好きで、忌野清志郎というロックシンガーを敬愛していまして、彼の趣味がそういうロードバイクに乗ることだったんですね。その影響で私もスポーツ自転車に乗っていたことがありまして、TDFというレースがあることは知っていました。ただ、どちらかというと乗るのが好きだったのと、なかなか見る環境・機会に恵まれない（地上波・BSテレビ中継がなく、またレースも一日数時間と長丁場）こともあり、昨年までずっと見ずに過ごしていました。

　しかし昨年に会社員を辞め、少し時間の余裕ができたことをきっかけに、本格的に見てみようと思い立ちました。しかしながら、見る環境には未だ恵まれなかったので、Youtubeでハイライトや特定のシーンの切り抜きを見る程度でしたが、それでも十分に楽しめました。自分が自転車に乗って坂道を登ったりしたときの辛さなどが分かるので、選手の超人っぷりがよりわかる、というのがあったと思います。

　そしてついに今年になり、日本国内の新バレーボールリーグ：SVリーグを見るためにJ-SPORTS（CSチャンネル・ネット配信サービス）と契約をしたことでTDFが見れるようになりました！合計２１日（途中休息日あり）のレースがあり、１日当たり数時間のレースになるのでさすがに全てを見る、ということはしませんでしたが、手が空いた時やゴールの直前などは積極的に観戦し、さらにまた一つ自転車が好きになったように思います。

（実は以前乗っていたスポーツ自転車は売ってしまい今は乗ることができず…ちょっと後悔しています）

　なのでまだ自転車レース観戦歴：1.5年（昨年はダイジェスト観戦なので0.5年）ぐらいなのですが、こういったスポーツをより深く楽しむためには長い期間その競技を見続ける、ということは結構大事だと思います。TDFやオリンピック、ワールドカップなんかはすべてそうですが、今までの大会の歴史があり、過去の名シーン・名選手があり、積み重ねられてきた因縁・ジンクスがあり…

解説者やファンの人たちは半ばそういった歴史を了承していることを前提として、楽しく話している部分がありますので、やはりその楽しさを髄まで噛みしめるにはある程度の期間その競技を見続けることが必要かなと思います。

　また、これはスポーツ観戦に限らず、仕事や研究など他の分野でも同じことが言えると思います。長い間取り組み続け、試行錯誤を繰り返し、だからこそわかることや落ち着くやり方というのもあります。また、自分が新参として飛び込んだ業界や仕事について、はたから見ると一見不合理的な部分があって改善したいと思ったとしても、それはその仕事・業界に携わってきた人たちの歴史の集積かもしれないわけで、リスペクトをもって提言をすることが大事だよな、と思ったりしています。

　なんだか話が思わぬ方向に行ってしまいましたが、「TDF面白かった！」「もっと自転車レースを楽しめるように長く見続けたい！」という話です笑

　次はいよいよパリオリンピック！夜更かししてしまう日が続いちゃいますね～

オリンピックについてもまた記事を書きたいと思います！（主にバレー）