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【横浜の行政書士が解説】相続手続きの基本情報

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行政書士が案内している様子

【横浜】行政書士が解説する相続の初歩知識

相続が発生した場合、相続人は期日までに手続きを済ませる必要があります。しかし、相続は人生で何度も経験するものではないため、具体的にどのように行動すべきか迷う方もいらっしゃるでしょう。

 

こちらでは、横浜の行政書士が相続の基礎知識をご紹介します。相続手続きをする前の予備知識としてぜひともご覧ください。

相続手続きの基本と行政書士の役割

相続手続きの全体像

 

​相続手続きとは、亡くなった方(被相続人)の財産を引き継ぐために必要な手続きのことです。この手続きをスムーズに済ませるためには、流れを大まかに把握することがポイントとなります。


相続手続きの大まかな流れは以下のとおりです。

相続手続きの全体像
  1. 相続人の確認

  2. 相続財産の調査

  3. 遺産分割協議

  4. 各種名義変更手続き

  5. 相続税の申告(必要な場合)

 

これらの手続きを進める前に、まず遺言書の有無を確認することが重要です。遺言書がある場合は、その内容に従って相続を進めることができます。

 

遺言書の種類は、主に以下の3つです。

 

  • 自筆証書遺言

  • 公正証書遺言

  • 秘密証書遺言

 

遺言書の種類によっては、裁判所での検認手続きが必要となる場合があります。検認が必要な遺言書の場合は、忘れずに手続きを済ませておきましょう。
 

行政書士が担当できる相続業務

 

世間には相続のサポートができる専門家が多数います。しかし、専門家ごとにサポートできる分野が異なるので依頼の際は注意しましょう。行政書士が対応できる業務としては、下記のとおりです。

◆遺言書の作成支援

  • 遺言者の意思を確認し、法的に有効な遺言書を作成

  • 公正証書遺言の場合、公証役場への立ち会いも可能

◆相続人の調査

  • 戸籍謄本等の収集と確認

  • 法定相続人の特定と相続関係説明図の作成

◆遺産分割協議のサポート

  • 遺産目録の作成

  • 遺産分割協議書の作成

  • 協議の進行や調整

これらの業務を通じて、行政書士は相続手続きを円滑に進めるサポートを行います。特に、複雑な書類作成や法的な知識が必要な場面で貢献できる専門家です。

また、行政書士によっては相続に関連する他の専門家(弁護士、税理士など)との連携も行っています。状況次第では、他の専門家とも力を合わせて依頼人のサポートをしてくれるでしょう。

行政書士は、相続全般にわたる幅広い知識と経験を活かし、相続人の方々に寄り添いながら、スムーズな相続手続きをサポートします。
 

相続に関する税金の基礎知識:申告期限と納税方法

相続税の申告には、期限が設けられています。相続が発生した日の翌日から10か月以内に、被相続人の最後の住所地を管轄する税務署に申告書を提出しなければなりません。

申告期限を守ることは非常に重要です。期限を過ぎると、以下のようなペナルティが課される可能性があります。

 

  • 加算税の発生

  • 控除の適用不可

相続に関する税金の基礎知識:申告期限と納税方法

納税方法には主に以下の3つがあります。

 

◆一括納付:原則的な方法で、相続税額を一度に納めます。

 

◆延納:相続税額が10万円を超え、一括納付が困難な場合に申請できます。

  • 条件:申告期限までに延納申請書と担保提供書類を提出

  ※担保の提供は特定の条件下では不要

  • 期間:最長20年(遺産に含まれている不動産などの割合によって異なる)

 

◆物納:延納でも納付が困難な場合、一定要件のもと金品以外の品で納付

  • 条件:申告期限までに物納申請書と関係書類を提出

​  ※物納に充てることができる財産は限定されています​

 

相続税の申告・納付は複雑で専門知識が必要なため、専門家に相談することをおすすめします。税金は税理士の分野です。行政書士では対応しかねますので、相談の際はその点注意しましょう。

財産分与と遺産分割の違い

相続の際、「財産分与」と「遺産分割」を混同している方もいらっしゃるでしょう。実はこれらの言葉は、意味がまったく異なります。それぞれの言葉の意味を確認していきましょう。

財産分与

財産分与とは、夫婦が結婚生活中に購入した物、あるいは貯金などの共有財産を離婚の際に分け合うことを意味する言葉です。どのような配分で分けることになるのかは、ケースごとに異なります。「貢献度はどの程度か?」「別れた後、経済的に自立可能か?」「慰謝料的な要素も考慮する必要はあるのか?」など、様々な点を総合的に判断して配分は決定されるでしょう。

遺産分割

遺産分割とは、相続の際に相続人同士で遺産を分け合うことを意味する言葉です。遺言書の内容通りに遺産を分けるパターンもあれば、相続人同士が話し合って(場合によっては調停、審判も関係する)遺産分割することもあります。
相続の際は、遺言書の有無を確かめましょう。なぜならば、遺言書がある場合はその内容に従って相続するのが原則だからです。しかし、相続人全員が合意さえすれば、遺言書とは異なる方法で遺産を分けることもできます。

【横浜・行政書士】相続手続きに必要な書類と取得方法

相続手続きには、さまざまな書類が必要です。主な書類として、被相続人の戸籍謄本、法定相続人全員の戸籍謄本、住民票、財産目録、遺言書などが挙げられます。必要書類の多くは市区町村の窓口や法務局で取得できますが、取得先や手続きの方法を誤ると、余計な手間が生じます。

 

また、金融機関の名義変更や不動産の相続登記には、別途書類が求められるため注意が必要です。行政書士は書類の収集や作成のサポートを行っており、負担を軽減できます。複雑な手続きは専門家のサポートを受けることで、円滑に進められるでしょう。

相続の際は行政書士に相談するのがおすすめ

相続の際に専門家のサポートが必要になることもあるでしょう。そのような時は、行政書士にご相談ください。
行政書士は、相続手続きにおいて中立的な立場からサポートを行います。これには以下のようなメリットがあります。

公平な遺産分割の実現

行政書士は、特定の相続人の利益を優先することなく、すべての相続人の意見を公平に聞き取ります。これにより、遺産分割協議がスムーズに進み、相続人全員が納得できる結果を導き出すことができるでしょう。

相続争いの予防

中立的な立場から相続手続きをサポートすることで、相続人同士の対立を未然に防げます。

専門知識に基づく適切なアドバイス

行政書士は、相続に関する法律や手続きについて豊富な知識を持っている専門家です。この専門知識を活かし、相続人それぞれの状況に応じた適切なアドバイスを行います。

相続手続きの効率化

中立的な立場から全体を見渡すことで、相続手続き全体の効率化を図れます。これにより、相続人の負担を軽減し、スムーズな相続の実現につながります。

 

 

行政書士による中立的なサポートは、相続手続きを円滑に進め、相続人全員が納得できる結果を導き出すための重要な役割を果たします。
実際に行政書士へ依頼をする際は、各行政書士事務所の情報を調べましょう。専門家ごとに得意とする分野は異なります。相続に関する対応経験が豊富な行政書士に依頼することで、手厚いサポートを受けられるでしょう。事務所のホームページやSNSなどを確認することで、その専門家の得意分野が把握できます。

相続を自分だけで進めるのは大変…だからこそ行政書士のサポートを!

「相続の手続きは自分でできる!」と思われる方もいるかもしれません。確かに、ご自身でできることもありますが、相続の手続きは想像以上に複雑で、時間も手間もかかることが多いです。特に、初めて経験する方は、何から始めたらいいか戸惑ってしまう方が少なくありません。だからこそ、行政書士に相続をお手伝いさせてください。

戸籍謄本などの書類集め

  • 自分でやると…役所を何度も往復したり、書類の不備でやり直しが発生

行政書士にご依頼いただくことで面倒な書類集めを代行いたしますので、時間と手間が省けます。

遺産分割協議書の作成

  • 自分でやると…相続人全員で話し合って、合意内容を法的に有効な書類にするのは大変!書き方に間違いがあると、後々トラブルになることも…

行政書士が法的な知識に基づいて、合意内容に忠実な、正確な書類を作成いたします。

銀行や動産の名義変更手続き

  • 自分でやると…金融機関ごとに手続きが異なり、必要な書類もたくさん。平日に時間を取るのも一苦労…

 

行政書士が各金融機関や法務局とのやり取りを代行し、スムーズに進めてまいります。専門知識が必要な手続きも安心してお任せください。

行政書士は、相続に伴う煩雑な手続きを、あなたの代わりに進める味方です。

「相続なんて、一生に一度あるかないかのこと。専門家に頼むのは大げさかな…」と感じるかもしれませんが、行政書士に依頼することで、時間や精神的な負担を大幅に減らし、大切な家族との時間を守ることができます。

相続の手続きで困ったら、まずは行政書士に相談してみませんか?

【横浜 行政書士】相続放棄も手段の一つ!

相続が発生しても、必ずしもすべての財産を受け継ぐ必要はありません。負債が多い場合や、特定の相続人との関係を避けたい場合などに「相続放棄」という選択肢があります。相続放棄をすると、最初から相続人ではなかったとみなされ、被相続人の財産や負債を一切引き継ぎません。手続きは原則、相続開始を知ってから3ヶ月以内に家庭裁判所に申述する必要があります。期限を過ぎると原則として相続を承認したことになってしまうため注意が必要です。


相続放棄の手続きには専門的な知識や判断が必要となるため、専門家への相談がおすすめです。相続全般のご相談は行政書士も承っており、相続放棄に関する適切なアドバイスや、必要に応じた他の専門家のご紹介も可能です。

横浜の行政書士・FPサービスThe K Life Facilitationがお役に立てる相続サポート

相続は、人生における大きなイベントの1つです。ご家族の大切な財産を円滑に継承するためには、専門家のサポートも検討してみませんか?

The K Life Facilitationの相続サポート

◆相続の手続き

戸籍謄本などの書類収集から遺産分割協議書の作成など、複雑で専門知識が必要な一連の手続きをスムーズに進めるサポートをいたします。

◆遺産分割協議のサポート

相続人の方々と協議した遺産分割内容の証跡として、遺産分割書を作成します。

◆遺言書の作成

ご自身の財産をどのように相続人に渡したいか、遺言書を作成することで、ご自身の意思を明確に伝えるお手伝いをいたします。

相続は、早めの準備が大切です。ご相談は、お気軽にお問い合わせください。

行政書士に相続手続きの相談をしたい方はThe K Life Facilitationへ

相続手続きは、様々なことを行わなければなりません。スムーズに進めるためには、全体の流れを把握し、それから早めに行動することが大切です。手続きの中には、期限が決まっているものもあります。例えば、相続税(税金)は相続が発生した日の翌日から10か月以内に申告を済ませなければなりません。早めに行動することで、期日が過ぎるのを防ぐことができます。

 

ちなみに、「財産分与」と「遺産分割」を混同する方も多いですが、それぞれ意味が異なる言葉です。相続の際は、それらの言葉を混同しないように注意しましょう。

 

相続手続きのことでお困りでしたら、横浜のThe K Life Facilitationにご相談ください。行政書士が、相続に悩む皆様を手厚くサポートいたします。また、行政書士だけでなくFPの資格も持っていますので、お金に関する相談も対応可能です。相続と併せて対応することもできますので、お気軽にご相談ください。

​このコラムの著者

The K Life Facilitation 代表
FP・行政書士 濱田 慧
京都大学を卒業後、大手メーカー・IT企業に入社。
2025年度より個人事務所を開業。
自身が海外赴任・離婚調停・親の孤独死などを経験し、
同じような境遇で困っている人たちの役に立ちたいと考え、
ビザ取得・離婚相談・相続手続きを中心に活動中。


URL:https://www.klf-office.com/

金融リテラシー教育・マネーセミナー・投資セミナー、遺言・相続に関するコラム

【横浜の行政書士】相続手続きのサポートならThe K Life Facilitationへ

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The K Life Facilitation

住所       

〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目7-18 日総第18ビル

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